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日常つれづれ
夏休みの読書・ルパン対ホームズ
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    「アルセーヌ=ルパン・シリーズ ルパン対ホームズ」(モーリス=ルブラン作/竹西英夫訳・偕成社文庫)

     これはホームズシリーズじゃないんですけど、ルパンシリーズの作者ルブランが書いちゃった(笑) 世紀の対決ということで、一度目を通してみようかと。

     原著では「アルセーヌ=ルパン対エルロック=ショルメ《Arsene Lupin contre Herlock Sholmes》」となっていて、ホームズの名前がアナグラムになっています。これで、ドイルが文句つけてきても「違いますよー、ホームズじゃありませんよー」と言い張れるわけで(^^ゞ

     ルブランはこれより前の作品でさり気なく二人を合わせているそうで、その件に対しドイルがいちゃもんをつけたそうで(^^ゞ (そりゃそうだ、勝手に人様のキャラクター使っちゃったら怒るわな……)

     なので、名前はアナグラム、キャラも別キャラと言う造りで書いてるわけですが、日本語訳ではアナグラム遊びに慣れてない日本人のために「ホームズ」「ワトスン」と書き換えてしまっているせいで、あたかもホームズその人が出ているように誤解されているそうです。(wikiで調べるまで私も誤解してました)

     で、フランスの怪盗ルパンとイギリスの名探偵ショルメの世紀の対決! となるわけですが、やっぱりルパン優勢に書かれちゃってて(何度かルパンも窮地に立たされてるけど、結局ひっくり返すのはルパンなんだもん)いくら別キャラと言ったって、ホームズファンは憤りますな、これは。

     それに何より気に食わないのがワトスン(原著ではウィルソン)という人物像が誇張して描かれちゃってる上に重傷まで負わされちゃってること! ルブランはワトソンに恨みでもあるんでしょうか(笑)

     で、改めてルパンがとにかくフランス人であることがよーく分かりました(笑) 愛の国の人なのねー……必ず女性が絡んでくるあたり、ホームズとは大違いです(^^ゞ
    | 読書 | 14:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    夏休みの読書・シャーロック・ホウムズ帰る
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      「シャーロック・ホウムズ帰る」(コナン・ドイル作/林克己訳・岩波少年文庫)

       どうにも一つの出版社・翻訳者で揃わない(T_T)

       この本に収録されていたのは以下の通り。

      「空き家の冒険」
      「ノーウッドの建築業者」
      「六つのナポレオン像」
      「三人の学生」
      「金ぶちの鼻めがね」

       なんといっても、「最後の事件」でライヘンバッハの滝に落ちて死んだはずのホームズが、三年ぶりにワトスンのところへやってくる「空き家の冒険」でしょう!

       得意の変装でワトソン宅にやってきての邂逅一発目の台詞が「ウォトスン。ごめん、ごめん」でのけぞりました。一瞬、ホームズさんてば滝から落ちた後遺症か何かで口が回らなくなっちゃったのかと(^^ゞ
       ワトソンかワトスンかでも揉めるという日本語表記、英語では「Watson」だから、発音に忠実に表記した結果ですね、はいごめんなさい。

       モリアーティ教授に続いて有名なモラン大佐(本著ではモーラン大佐)がホームズの命をずっと付け狙っていて〜、という内容で、ここでもホームズの得意技「替え玉人形(ここでは胸像)」が出てきました。しかし、本人だと思わせるためにハドソン夫人に胸像をたまに動かしてもらうなんて、ご婦人に何てこと頼むんですかこの人は(^^ゞ ハドソン夫人も快諾しちゃう辺り、結構命知らずだなあ……。まあ、相手が射撃の名手だってことが事前に分かってたので、うっかり立ち上がるとか、そういうへまをしなければ逸れた弾に当たるなんてことはなかったでしょうけど。

      | 読書 | 14:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      夏休みの読書・シャーロック・ホームズ バスカビル家の犬
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        「シャーロック・ホームズ バスカビル家の犬」(コナン・ドイル作/各務三郎訳・偕成者文庫)

         これは青少年向きに、分かりやすい訳で書かれたもの。この青少年向きに、というのがなかなか厄介で、分かりにくいところをばっさり端折っていたりすることがあるので敬遠してたんですが、大人向きの訳本がなかったので、妥協して借りてきました。

         ホームズシリーズの長編の一つ、かの有名な「バスカビル家の犬」です。ダートムーアの旧家に伝わる不吉な魔犬伝説、という、実におどろおろどしい事件ですが、依頼を受けたホームズは別件の仕事があるといってワトスンを依頼者の護衛としてついていかせたので、中盤くらいまでワトスンの調査報告によって展開するという、ちょっと珍しい書き方をされていたのが印象的でした。

         途中で推理役がホームズになった途端に、それまでワトスンがこつこつ積み上げてきた事実や証拠がスパッと繋がっていく辺りはさすがホームズ!

         それにしても、今タイプしてて思ったけど「バスカビル」って日本語として読むとちょっと間抜け……。

         ところでこの偕成文庫には最後の頁に当時のロンドンの地図が載っていて、これを見ると色々と想像が膨らみます。
        | 読書 | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        夏休みの読書・シャーロック・ホームズの思い出
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          「シャーロック・ホームズの思い出」(コナン・ドイル著/延原謙訳・新潮文庫)

           最寄の図書館には文庫版のホームズシリーズが全然揃っていなくて、やっとこさ見つけ出した最後の文庫版。

           収録作品は以下の通り。

          「白銀号事件」
          「黄いろい顔」
          「株式仲買店員」
          「グロリア・スコット号」
          「マスグレーヴ家の儀式」
          「背の曲った男」
          「入院患者」
          「ギリシャ語通訳」
          「海軍条約文書事件」
          「最後の事件」

           やはり一番印象に残ったのは「最後の事件」ですね。かの有名な『犯罪王』モリアティ教授との対決、最後にはスイスにあるライヘンバッハの滝に落ちて――という衝撃のラスト。
           しかし、思ったほどモリアティ教授の露出が少なく(読む前の断片的な情報から、もっと全面的な対決もしくは、もっと以前の事件から因縁が深く描き出されているのかと思っていました)、結局のところワトスンは教授とは対面していないし、ホームズと教授の最後の姿も誰も目撃しておらず、「揉み合いになって滝に落ちた」というのは推測でしかない――。はっきりと「死亡した」と明言されていないところに読者の想像の予知があるわけですが、ドイル自身はこの「最後の事件」でホームズシリーズを終わらせたかったそうですね。

           最後、偽の急患による呼び出しから慌てて滝まで戻ったワトスンが見つけた、ホームズからの手紙。「君の忠実なる友」という最後の一言にジーンと来ましたね〜。
          | 読書 | 22:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          夏休みの読書・シャーロック・ホームズの事件簿
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            「シャーロック・ホームズの事件簿」(コナン・ドイル著/延原謙訳・新潮文庫)

             本当はシリーズを頭から通して読みたかったんだけど、うまく揃っていなかったので、文庫版で手当たり次第に借りてきた一冊。

             収められているお話は「高名な依頼人」「白面の兵士」「マザリンの宝石」「三破風館」「サセックスの吸血鬼」「三人ガリデブ」「ソア橋」「這う男」「ライオンのたてがみ」「覆面の下宿人」の十本でした。

             ホームズの受けた依頼のうち、純然たる「犯人」がいない話が多かったかなーという印象。

             中でも珍しいのはホームズが書き手となっている「ライオンのたてがみ」。書き方も実にホームズらしく、飾ることなく、理屈っぽく(笑) 事件を述べていて、こうして見るとワトスンがいかに「読み手のことを考えて」多少の装飾を施しているかが分かります(笑)

             こうしてみると、ワトスンの文章表現は実に詩的で、かつくどくはなく、(多分ホームズにはくどく感じられるんだろうけど)、読み手がいかにその情景を思い浮かべやすいかが分かるというものです。
            | 読書 | 22:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            夏休みの読書・緋色の研究
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               夏休みなので、子供だけじゃなく自分も何かやろうかなと思い立ち、ちょうど図書館に用があったので、

              「タイトルは知ってるけどちゃんと読んだことのない本を読みまくる!」

               というチャレンジを始めることにしました(^o^)/

               と言うわけで今日読んだのはこちら。


              「緋色の研究―シャーロック・ホームズ シリーズ―」(コナン・ドイル著/延原謙訳・新潮文庫)

               ホームズシリーズは子供の頃、抜粋版みたいなのを読んだ記憶があるんだけど、子供用に易しく書かれてた(?)のと、有名なエピソードだけ抜き出していたので、そもそもの始まりのお話を読んだことがなかったのです。

               というわけで、ホームズシリーズの第一巻、「緋色の研究」を読んでみました。
               ずばり、ワトスンがなぜホームズと出会って同居することになったのか、というところからスタートするんですね。そう、そこが知りたかったのだよ!

               思ったよりワトスンもホームズも若く描写されるのにちょっとびっくり。映画なんかだと30後半〜40くらいにイメージされてる気がするけど、読んだ感じはせいぜい30前半かなという印象。作中に年齢が出てこなかったけど、wikipediaを見たらホームズは「緋色の研究」当時は推定27歳とか。ワトスンも大学を出て陸軍病院で修行してから戦地に赴いて怪我して帰国してるので、やっぱり同じくらいなんだろうと思われる。

               挿絵や実写の人物像が壮年なのは、恐らく当時の人達が現代人よりもしっかりして見える=私達の価値観からすると年齢より上に感じるというのに加えて、描かれるお話が、ホームズの名声が上がってからのものがほとんどだからなんだろうな。

               で、肝心の内容は、うん! 面白いです。捜査と推理が緻密で、説明されないと分からないんだけど説明されると「おお!」とすっきりするところなんだよなあと改めて思いました。そしてやっぱり、ワトスンがいないと魅力は半減なんだなあとしみじみ実感。ホームズ一人で捜査して推理して解決しても話の内容的には成立するだろうけど、そこに「一般人視点」のワトスンがいることで、読者が話に入り込めるし驚きや発見を共感できるんだな〜。

               しかし、よくあんな変人と同居する気になったよなあ、ワトスンは……。いくら戦場帰りでちょっとやさぐれてたからって(^_^;)
              | 読書 | 00:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |